令和2年第4回笠岡市議会定例会が6月5日、開会された。
本日の議題として、議案56号「市長の専決処分に関する条例」、補正予算の議案57号が上程された。
市長の小林嘉文氏は、議案56号について、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、期末手当の特例措置を設けたことを報告した。「市長は30%、副市長は15%、教育長は10%減じた額となる。この特例によって、支給カット額は100万9,493円になる見込み」と述べた。
次に、議案57号「令和2年度笠岡市一般会計補正予算(第4号)」についても、小林市長が提案理由を説明。新型コロナによる影響を受け、経済活動が停滞し、特に生活支援や子育て支援に必要な予算を提案した。「一般会計は286億8,389万円に達する見込みで、23.8%の増となる」と説明した。
また、会期の決定は22日間とされ、6月26日までの運営が確認された。
発議第1号や第2号では、政務活動費や議員報酬の減額について議論が交わされた。発議提案者は新型コロナ対策として、減額を訴える見解を述べ、市民に寄り添った議会運営を重視したいとの思いを強調した。
議案は最終的に審査が行われ、議会運営に関する各提案を市議会議員が賛否を問う形で進行されている。次回の議会は6月15日から。議事日程は一般質問が予定されている。