令和4年第4回笠岡市議会定例会が6月23日に開かれ、重要な議題が審議されました。
まず、日程第1の委員会審査報告として、議案第22号「笠岡市まちづくり協議会条例の制定について」が扱われました。この議案は、総務文教委員会から否決の報告がありました。委員長の大本邦光氏によると、「地域特有の問題解決を目指すための取組に関する明確な位置づけがない」とし、地域活動や協働の重要性を指摘しました。
この報告に対し、原田てつよ議員は賛成意見を述べ、「地域住民が主体となる地域づくりの重要さ」を強調しました。一方で、真鍋陽子議員は反対意見を述べ、「まちづくり協議会の歩みを新たな形で継承することが必要」と主張しました。
その後、議案第50号「令和4年度笠岡市一般会計補正予算(第1号)」について審議され、新型コロナウイルス感染症対策や食材価格高騰に対する補正が提案されました。この補正により予算総額は246億3,947万5,000円となり、前年度と比較して0.8%増加すると報告されました。
さらに、請願第4号についても審議が行われ、笠岡市議会議員の報酬引き上げに関する請願は不採択となりました。委員長の藏本隆文氏は、請願者との趣旨の相違があったことを指摘しつつ、慎重な審議を進めた結果を報告しました。議員の報酬に関して市民からの声が寄せられる中、真鍋陽子議員は議会と市民の信頼関係を重視するよう再度訴えました。
閉会にあたり、議長の妹尾博之氏は出席者に感謝の意を示し、熱心な審議が行われたことを評価しました。今期の議事は全て終了し、議会の運営が円滑に進められたことを再確認する場となりました。これにより、令和4年第4回笠岡市議会定例会は無事に閉会となりました。