令和4年3月7日、笠岡市議会で第2回議会の定例会が行われた。
本日は、公明党の代表質問が行われ、主に新型コロナワクチンの3回目接種体制の構築、認知症予防の推進、プラスチックごみの減少とリサイクル促進について意見が交わされた。
公明党の大本邦光議員は、円滑なワクチン接種の重要性に言及した。高齢者の感染を防ぎ、医療逼迫を招かないためにも、ワクチン3回目接種の加速が不可欠と強調した。接種率が遅れている現状に対し、情報の発信と医療機関との連携を整える必要がある。さらに、大本議員は接種情報を市民に周知するための施策について質問。これに対し、小林市長は、ホームページや配布資料を通じて情報提供を行い、市民の安心を図っていると応じた。
次に進んだ議題では認知症予防の推進についての質問があり、大本議員は「認知症施策推進大綱」に基づく取り組みの評価を問うた。市長は、地域全体での取り組みを進め、認知症カフェや交流の場を設けることが重要と述べた。 質疑応答の中で、認知症サポーターの育成や地域連携の重要性が再確認された。
プラスチックごみの減少とリサイクル促進についても議論がなされ、環境問題に対する認識が市民の間で高まるように啓発する姿勢が必要であることが意見として出された。特に、最近の法整備に関しての質問には、市が現在の取り組みを継続しつつ、さらなるリサイクル強化の必要性を記した。
次に、笠岡市のまちづくり協議会条例の制定が主題となった。改革21の藏本隆文議員が、市民と行政の協働を促進するための条例の役割について問うと、行政部長は地域の意見を反映した政策形成の重要性を説明。市は地域特性を生かした施策を推進する方針であると述べ、地域住民との合意形成が不可欠であると強調した。
さらに、70周年記念式典についての質問も行われた。経費の明細、招待者数、表彰者に関する基準についての意見交換が行われ、小林市長は式典を通じて地域の功績を称えることを意義として挙げた。感染対策を考慮した運営が求められていることにも言及され、市民の健康を考えた慎重な計画が示された。
同日の討論で、ソーラーパネル設置への法整備が求められ、地域住民の安全を守るためには条例制定の必要性が指摘された。市長は、地域の意見を重視しつつ、法的な制約の中で適切に対処する意向を示した。今後も市民と連携して持続可能な地域作りに努める姿勢が見受けられた。