令和元年第6回笠岡市議会定例会が開催された。
市長の小林嘉文氏は所信表明を行い、好評を博した企業誘致や地域イベントの取り組みを振り返った。特に、港町工業団地のほぼ完売を挙げ、今後の産業振興に期待を寄せた。
今期定例会では、会期が本日から12月20日までの22日間と決定され、数量的にも重要な議案が数多く上程された。
まず、議案第73号では、吉岡洋介氏を笠岡市名誉市民として贈ることが提案された。氏はマレーシアとの経済交流の先駆者であり、地域経済の発展に貢献してきたと評価されている。
次に、議案第74号では笠岡諸島交流センターの指定管理者に特定非営利活動法人かさおか島づくり海社を選定する旨が報告され、地域交流の拠点として重要な役割を果たすことが期待される。また、議案第84号では成年被後見人等の権利の制限に関する条例が整備され、より適正な対応が図られることになった。
さらに、議案第89号から93号までの補正予算案が一括議題とされ、精神的な支援や地震、台風への防災対策に資源が確保される。特に、今年度の一般会計補正予算は239億9,869万円規模で、約11.7%の減少が見込まれている。
最後に、小林市長は市民の満足度を高めるため、地域のつながりを強化する政策を引き続き進めていく姿勢を示した。今回の議決によって、笠岡市の将来に大きく寄与するであろう施策が次々と進められることが期待される。