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笠岡市議会、議員報酬見直しを巡る激論

笠岡市議会で議員報酬見直しを巡り議論が白熱。市民の声をどう反映させるかが焦点。
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令和5年8月7日、笠岡市議会臨時会が開催された。本日の会議では、条例改正に関する意見陳述が行われ、議案第53号の審議が中心となった。

最初の意見陳述では、条例制定請求代表者の柚木 義和氏が発言した。柚木氏は、平成30年12月議会での議会による3億6,000万円の災害復旧予算が否決されたことを指摘した。議員報酬は50万円への引き上げが決定されたことを強調し、「復旧をしなくていいという意思表示」と強い言及をした。これに対し市民の不満が高まる中、直接請求運動が始まったことを説明。

次に、河田仁志氏が登壇し、今回の議案に対する経緯を述べた。河田氏は、「議員報酬が50万円に引き上げられたことは到底容認できない」とし、その反響が市民の心情と乖離していると訴えた。市民生活が困窮する中で、議員の給料が上がるという姿勢には理解が得られていないと指摘した。さらに市の危機管理への姿勢にも疑問を呈し、「市民の声を無視する議会に議員の資格があるのか」と言及。

最後に、高木 勇三氏が発言し、特別職報酬等審議会の答申を強調した。高木氏は、この体制に従わない議員への警鐘を鳴らし、市民からの信頼を損ねることなく、いかに市政に貢献すべきかを訴えた。彼は自身の主張が一般市民の意見であることを強調し、議員の責任を名指しで問いかけた。

議案第53号については、質疑及び討論が行われ、最終的に議案は否決された。その後、発議第2号が可決されたが、議員報酬の見直しは市民の意向を反映した形で進められるべきだとの強い願望が残った。議会の執行部への信頼の回復と、今後の市民とのコミュニケーションが重要であるとの意見が広がる中で行われたこの臨時会での議論は、今後の笠岡市政に大きな影響を与えることが予想される。

議会開催日
議会名令和5年第6回笠岡市議会臨時会
議事録
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