笠岡市議会は令和3年6月、定例会を開催し、重要な議題が審議された。
議案第47号である令和3年度笠岡市一般会計補正予算(第3号)に関する委員会審査報告が主な焦点となった。予算決算委員会委員長の妹尾博之氏は、コロナ対策や施設の解体、記念事業に関する質疑を行ったと報告した。補正予算は追加額2億8,887万円で計243億5,767万円となり、前年度比15.2%減とのこと。市制70周年記念の事業計画も議題に上がり、記念行事の準備に伴い債務負担行為を設定する必要性が指摘された。
また、分庁第2の解体事業が報告され、老朽化を理由に安全対策が求められた。執行部からは解体の理由と必要経費が説明され、議員からは費用の妥当性について意見があった。
質疑の中では、新型コロナウイルス感染症対策として、マイナンバーカード普及促進事業が挙げられた。市内共通商品券の贈呈が議題となり、優先順位の再検討が求められた。一方、生活困窮者支援の必要性や農振興施設のトイレ改修の要望も表明された。
岡山県西部衛生施設組合議会議員の選挙についても議題となり、藤井議長及び東川議員が当選し、認定された。また、特別委員会の設置に関する提案もあり、臭気対策を目的とした調査が進められることが決まった。さらに、閉会中の継続調査についても申請があり、異議なく実施されることが了承された。
この度の議会は市民生活に直結する事務が多く、コロナ対策を含む重要議題が取り上げられた。今後の対応については引き続き注視が必要とされている。