令和3年第3回笠岡市議会定例会が9月29日、開会された。
今回は、予算決算委員会の報告を含む各議案が上程され、議会の重要なテーマが議論された。
特に、令和3年度笠岡市一般会計補正予算(第5号)に関する報告は注目された。
予算決算委員会の妹尾博之委員長は、補正予算額は3億4,835万円で、総額は246億3,191万円になると説明した。
この予算の中には、新型コロナウイルスワクチン接種事業や災害応急復旧事業が盛り込まれた。
前年度と比較すると、補正予算は16.5%の減となる。
市制施行70周年記念事業に関する審査が行われ、市長が提案した支出計画には賛否が分かれた。
真鍋陽子議員は「市制施行70周年記念事業は市民にとって重要であり、事業の中止は信頼の低下につながる」と懸念を示した。
さらに、警鐘台撤去事業に関して、議会との事前協議が不十分だった点を指摘し、情報共有の重要性を訴えた。
また、岡山県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙も行われ、和氣健氏が当選。
議会内で議論のあった不適切メッセージの発信についても、多くの市民から不安の声が寄せられた。
特に「感染者の特定につながる情報は、不適切であり迅速に修正すべき」との意見が多く寄せられた。
市議会としては、今後さらに透明性を持った情報発信を求める姿勢を示す意向である。
これらの議題に対しては、市民生活に直結する重要なテーマであり、今後も慎重な審議が求められるだろう。
今期定例会は、重要な議題の決定が多かった。
市民に信頼される議会づくりを目指し、議員たちは引き続き、真摯な議論を重ねていくべきである。