令和2年第1回笠岡市議会定例会が、3月24日に開催された。会議では議員の辞職許可をはじめ、重要な議案が多数審議された。
昨年3月12日付で、大本益之議員の辞職願が提出されたことが報告された。これに対し、栗尾順三議長は「異議なし」として、辞職を許可することを決定した。
次に、定期監査や財政援助団体等に関する報告が行われ、質疑は行われなかった。また、議会・行政改革特別委員会からは、議会改革の進捗状況が報告された。委員長の森岡聰子氏は、「議会改革は完了したわけではなく、継続的な取り組みが必要だ」と強調した。
その後、議案第5号の「笠岡市白石島待合所設置条例の制定」について、藤井義明総務文教委員長が審査結果を報告した。原案通り可決すべきとの提案があり、質疑は終結した。
さらに、議案第6号の「笠岡市子どもを虐待から守る条例について」の審査が行われ、原田てつよ環境福祉委員長が経過を報告した。執行部は、毎年約40件の相談が寄せられている現状を説明し、早期発見や通報しやすい環境作りの必要性が訴えられた。質疑応答の後、原案は可決された。
次に、議案第7号の「笠岡市精神障害者支援センター条例を廃止する条例」についても、原田委員長が報告し、支持した。説明によると、現在の事業内容は引き続き実施されるとのこと。
予算決算委員会からは、令和2年度笠岡市一般会計予算を含む一括審査が行われ、妹尾博之委員長が審査経過を報告した。質疑は省略され、11議案は原案通り可決された。
午前10時48分、令和2年第1回笠岡市議会定例会は無事に閉会。議会の執行部と議員の協力によって、議事は予定通り進行された。議会では、今後の市政の発展に向けた多くの議題が取り上げられ、様々な意見と提案が交わされた。