令和2年9月29日、笠岡市議会は第6回定例会を開催した。
この日の会議では、東山琴子氏が新たに教育委員に任命されたことに伴い、挨拶を行った。彼女は、コロナ禍での学校教育や生涯学習の現場において、今後の方針や地域との連携を強化する必要性について触れた。「保護者として子供たちのために貢献したい」と述べ、市民の理解を得られる環境作りを目指す意向を明かした。
次に、議会・行政改革特別委員会による中間報告が行われた。藏本隆文委員長は、今後の行政サービス向上のため人材育成が重要であるとし、改善に向けた計画的な対応を要望した。議会改革の進捗状況も報告され、特に委員会の放送実施については、市民の理解を深めるためにもぜひ実現したいと強調した。
そして、予算決算委員会から令和2年度笠岡市一般会計補正予算(第7号)に関する報告があり、補正額は1億6,741万円であり、前年同月比で26.4%の増加となることが示された。妹尾博之委員長は、コロナ禍で必要になる諸事業の補正予算について、詳細に説明を行い、採決の結果、修正案を賛成多数で可決した。
また、報告第11号として市長の専決処分による損害賠償額の決定についても質疑がなく、承認された。議案第93号及び94号も問題なく可決され、すべての議案において市民の声を大切にしながら審議が行われた。議員派遣の件及び閉会中の継続調査に関する申し出も認められ、今回の定例会は滞りなく終了した。
議長の藤井義明氏は、「27日間の審議に感謝し、無事に閉会できた」と述べ、参加した全ての議員および職員に対し感謝の意を表した。