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デジタルトランスフォーメーション推進、笠岡市議会で議論

笠岡市議会でデジタルトランスフォーメーションや関係人口創出などの課題に関する議論が行われた。
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令和5年6月13日、笠岡市議会において行われた一般質問では、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進や不動産IDとのひもづけなど、地域課題の解決に向けた取り組みが議論された。

特に注目されたのは、山本聡議員によるデジタル推進課の増員についての質問であった。山本議員は、デジタル化が進む社会において、行政のデジタル化を担う人材の確保が必要であると訴えた。これに対し、大須賀寿樹政策部長は、デジタル推進課を政策部の課として新設し、1名の増員を行ったことを報告した。また、将来的には、マイナンバーカードを利用した手続きの簡略化を見込んでいるとも述べた。

次に、笠岡市ホームページの刷新についても言及された。大須賀部長は、リニューアルに向けては、分かりやすいページデザインや利便性向上を図る技術を導入することが重要であり、今年度中にリニューアルを実施するという方針を示した。また、具体的には、マイナンバーカードを用いた行政手続きがしやすくなるようなバナーを設ける計画も発表した。

さらに、医療分野へのVR導入についても議論された。市民病院管理局長の水田卓志君は、現在進行中の遠隔診療を例に挙げ、より高画質かつ安定した通信環境の整備の必要性が求められていることを指摘した。これに基づき、地域の通信基盤を強化し、高度な医療サービスを提供するための努力が続けられることが期待されている。

不動産IDとのひもづけについても、新たなシステムの利点が議論された。これにより、同一物件の識別が容易になり、様々な情報が迅速に収集できるようになることが期待されている。

また、関係人口の創出については、地域資源を活かした取り組みが提案され、岡田達也教育長は既存の施策を活かして地域の魅力を伝え、定住促進につなげる必要性を強調した。

最後に、墓石撤去に関する助成制度についても提起された。市民生活部長の的場基晃君は、無縁墓が増加する可能性に懸念を示し、助成制度の設立について今後の検討を約束した。これにより、地域の空き家対策とともに無縁墓問題の解決に向けた取り組みが進むことが期待されている。

これらの議題を通じて、笠岡市の各施策に関連した重要な問題が浮き彫りとなり、市民サービス向上に向けた具体的なアプローチが問われている。

議会開催日
議会名令和5年第4回笠岡市議会定例会
議事録
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