令和4年第4回笠岡市議会定例会が開会され、重要議題の審議が行われることとなった。
本定例会では、市長の小林嘉文氏が挨拶する中で、会期を6月1日から6月23日までの23日間とすることが決定された。議会での議案審議に加え、全国市議会議長会における表彰の報告もあり、天野喜一郎議員と東川三郎議員が在職年数に応じた表彰を受けた。小林市長は、これを祝い「市議会議員として長年にわたり市政の発展に貢献された」と述べた。
市長は、挨拶の中でウクライナへの軍事侵攻についても言及し、非核平和都市として抗議文を発出したことを強調。その上で、市では難民支援のための募金活動が行われ、多くの市民から寄付を受け、市民の協力を称賛した。また、補正予算案や条例制定の必要性にも言及し、これからの市政運営の重要性を訴えた。
また、議案上程が行われ、報告第1号から報告第5号における繰越明許費や予算の説明が市長によりなされ、新型コロナウイルス感染症対策の重要性が強調された。特に市長は、「困難な状況が続く中で、地域経済や市民の生活を守るために全力を尽くす」との決意を新たにした。特に新型コロナの影響で全体の歳入に対し新たに一般財源が必要となることを踏まえ、予算の見直しも実施するとの見通しを示した。
続いて特別委員会協議会の設置に関する議題が上がり、議会・行政改革特別委員会の設置が認められた。これは議会内の議論を一層深め、行政の透明性を図るための措置である。議長の妹尾博之氏は、「市民の信頼を得るために行政は進化するべき」と述べ、全員が賛同した。
この定例会では、さらなる議論が期待され、市民参加型の施策推進が議会の中心になることが求められている。市長が提案した諸議案は、今後の会議で詳細が審議される見込みである。次回の本会議は6月13日に予定されており、一般質問が行われる。