令和5年第2回笠岡市議会定例会が、2月22日に開会した。
市長の小林嘉文氏は、開会に先立ち挨拶を行い、最近の地震災害への哀悼の意を表した。
また、新型コロナウイルス感染症の対応についても言及し、政府が今後の感染者への入院勧告を変更する方針を示したことを語った。
小林市長は、経済の停滞と物価高騰が市民に与える影響についても触れ、笠岡市の持続的発展を目指し、市民第一の取り組みで進めていく姿勢を強調した。
この定例会では、会期が31日間に設定され、各種議案が上程される予定である。
特に、報告第1号では昨年度の決算不認定に係る措置が報告された。
市長は、離島振興事業の委託料金の透明性を確保するために、同事業の内容を分割して予算に明示する方法を採ることを約束した。
また、市長交際費についても、交際の必要性や適正性を精査し、社会的問題に配慮した支出を行うことが説明された。
さらに、新年度の当初予算案も上程され、総額は253億171万円で、前年度比3.7%の増となっている。
補正予算では、特に福祉や教育の充実、地域経済の支援などが強調されており、具体的な支出計画が示された。