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笠岡市議会、農業振興施設改修や70周年事業を議論

笠岡市議会が定例会を開き、農業振興施設の改修事業や市制80周年記念事業について議論された。
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令和3年第3回笠岡市議会定例会が9月15日に開かれた。議会では12件の議案が討議され、主に補正予算などが焦点となった。特に、議案第55号に関する質疑が多くの関心を集めた。最初に栗尾典子議員が、農業振興施設改修事業について質問を行った。

栗尾議員は、旧粗飼料生産供給基地管理棟における合併浄化槽の設置費用について指摘し、契約に関する問題を浮き彫りにした。契約内容には浄化槽接続済みとの記載があったが、実際はくみ取り式トイレであったとの説明もあった。この経緯について、市長である小林嘉文氏は、「契約後に事業者から浄化槽設置の要望があった」と述べ、混乱を招いた事情を説明した。

その後、桑田昌哲議員による市制施行70周年記念事業の質疑に移り、特に市民参画型の委員会の役割について強調した。桑田議員は、記念事業の委員会での決定が重要であるとし、また市長の先行訪問についても疑問の声を挙げた。この件に対し、小林市長は訪問の目的として、県内のメディアとの意見交換を挙げ、「特別な意味がある」と述べた。

さらに、報告第8号に関する質疑では、笠岡市の健全化判断比率の問題が議論され、市民生活への影響が懸念された。議会は全体として透明性の確保を重視し、今後の改革に向けた方針を確認した。議事が進む中、他の議案も無事に議決され、特に条例改正については迅速な審議が行われた。そして、議案第60号から第66号までの計7件が可決された。

今回の定例会は、各議案に対する積極的な質疑が目立ち、議員たちが市民との信頼関係を重視していることが伝わった。今後は、休会を挟んで次回9月29日の本会議が予定されており、その際には委員会審査の結果が報告される。市議会は、市民生活の向上に向け、引き続き議論を続ける方針を示している。

議会開催日
議会名令和3年第3回笠岡市議会定例会
議事録
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