令和2年第9回笠岡市議会臨時会が12月23日に開催された。
議会では、議案第118号に関する審議が行われた。この議案は、令和2年度笠岡市一般会計補正予算(第11号)であり、新型コロナウイルス対策のための補正予算である。
小林嘉文市長は、会議の冒頭で新型コロナウイルス感染症の影響について説明した。第3波の影響を受け、国内では感染者数が急増している。特に、累計感染者数は約20万人に達し、死亡者数も増加しているという。
市長は、今回の臨時会がコロナ対策のための補正予算案の審議であることを強調し、これまでの補正予算に対する議員の協力に感謝した。補正予算の概要について説明し、独り親家庭への支援としてひとり親世帯臨時特別給付金の再支給が含まれることを伝えた。
今回の補正予算は、予算総額300億を超える中で、2,943万円の補正が行われるという。具体的には、既に支給を受けたひとり親世帯に対して再支給が実施され、必要な経費が追加されることが説明された。
この補正予算は市民生活への影響を考慮しつつ、年末年始の感染拡大を防ぐための重要な施策として位置づけられている。質疑において、議員から特別な意見は出なかったため、議案は委員会への付託を省略し、討論なく採決に入った。
全会一致で、議案第118号は原案通り可決された。この補正予算が迅速に実施されることで、影響を受ける市民に対する支援がより一層強化されることが期待される。臨時会は、その後間もなく閉会した。