令和5年第8回笠岡市議会定例会が、12月12日に開催された。
議事日程では、議案第67号から第78号までの質疑・討論・採決が行われ、特に一般会計補正予算が重要な内容となった。市長の小林嘉文氏は、物価高騰の影響を受けた市民への経済支援策について言及した。
市長は、日本経済が緩やかな回復傾向にある一方で、燃油や資材の価格高騰が続いており、特に低所得世帯や子育て世帯は厳しい状況にあると述べた。予算規模は5億3,543万円の追加で、補正後の総額272億9,537万円となり、前年同月比で4.9%の増加が見込まれるという。
具体的には、社会福祉費として非課税世帯に対する支援が計上されており、1世帯当たり7万円の給付が行われる。市長は「このたびの補正予算を通じて、地域経済全体の底上げに貢献したい」と強調した。
議案第68号では、病院事業会計の補正予算が審議され、委員会への付託が省略され、原案のとおり可決された。議長の妹尾博之氏が、質疑の通告がないことを確認し、質疑を終結させた。
また、印鑑登録に関する条例や空家等に関する条例の改正も一括して議題に上げられたが、質疑はありませんでした。議長は、原案通り可決したことを報告した。
議案第75号名誉市民の決定同意についても、質疑がない中で進行し、同意することが決定された。議案第76号から第78号の横断的な審議も同様に行われ、一括採決で可決された。
最後に、追加議案として一般会計の補正予算(第5号)が上程された。市の施策は強化され、様々な分野への支援が計画されている。市長は、今後も市民生活を支えるための施策に尽力すると述べ、質疑に入ったが、質疑はなかった。
これらに対する質疑は、次回の本議会に持ち越されることとなり、休会が議長によって宣言された。議事は、12月20日に再開し、今後の進展が期待される。