令和5年6月12日、笠岡市の第4回定例会が開催された。
この会議では、熱中症対策、保育所の広域入所制度、及び発達性読み書き障害(ディスレクシア)に関する議論が行われた。
まず、熱中症対策について桑田昌哲議員が質問した。全体の死者数は増加傾向にあり、特に高齢者が多くを占めている。
市では、学校における暑さ指数の導入や、具体的な啓発活動が行われている。「エアコンの使用促進や水分補給の啓発が重要」との意見に、清水健康福祉部長は賛同し、さらなる周知を図る方針を示した。
次に、広域保育制度の見直しについて、桑田議員は「周辺地域からのアクセスをどう改善するか」が必要な課題であると強調した。 中嶋こども部長は「就労時間の基準を見直すことを考慮しており、保護者のニーズに応えるため柔軟な対応を進める」との見解を示した。
地域ごとの施設へのアクセスの利便性向上や、待機児童の解消が急務となる中、国の施策を活かすことが求められている。
続いて、ディスレクシアの対策に関する質問もあった。教育長は、確認した情報をもとに、「特別支援教育の充実を図り、関係機関との連携を強化していく必要がある」と述べた。「早期発見と支援の重要性」にも触れ、教育関係者としての責任感を示した。
また、具体的な支援策として、保護者への啓発活動やリーフレット作成の必要性についても意見が交わされた。保護者が相談しやすい環境を整えるために、市としての情報提供が重要である。
最後に、桑田議員は「今後も多様な問題を適切に対応し続けることが、笠岡市にとって極めて重要」と述べ、会議を締めくくった。