令和2年第4回笠岡市議会定例会が6月19日に開催された。
新型コロナウイルス感染症対策を主眼に満たした補正予算が上程され、大きな注目を集める。本補正予算は、収入が減少した個人事業者や障害者世帯に対する支援策が盛り込まれており、約2億9,116万円の補正が計上されている。
また、議案第57号では「島のきずな便拡充事業補助金」についての質疑も行われ、特に離島に住む高齢者への支援が強調された。栗尾典子議員(4番)は、これまでの委託金や補助金の詳細を議論し、市民の税金の使途について透明性が求められるとの意見を表明した。
小林嘉文市長は、島づくり海社が行う高齢者支援事業について、離島特有の高齢化問題を取り上げ、必要性を説明した。特に、笠岡諸島の高齢化率は70%を超えるという現状に言及した。
栗尾議員は、特に高齢者と買い物難民の現状を確認し、どれだけの市民が支援を必要としているのか具体的な数字を求めた。また、代替手段として民間企業の利用も提案された。
一方、議案第68号では負担付き寄付の受領についても審議されるなど、多岐にわたる議案が検討された。これに伴う質疑は活発であり、政治的な視点からも様々な意見が出されていることが窺えた。
補正予算は、今後の平成建設事業などに多大な影響を与える見込みであり、市民生活の改善に向けた支援が期待されている。特に、今後更なる人口増加が見込まれ、公共サービスの向上が喫緊の課題であることが強調されている。