令和4年第3回笠岡市議会臨時会が開会した。
議長の藤井義明氏は、17名の出席を確認し、臨時会の開会を宣言した。議事日程に従い、初めに人事異動による新任部長たちの挨拶が行われることになった。
新任の政策部長、大須賀寿樹氏は、農林水産省からの出向者であり、これまでの経験をもとに、 "市民第一、現場第一"の精神で尽力すると述べた。また、危機管理部長の箱田昭氏も、消防畑での経験を生かし市民の安全を重視することを強調した。それぞれの新任部長の言葉には、市政運営への意気込みがうかがえた。
続いて、会期の決定が行われ、5月19日から23日までの5日間と決定した。この臨時会では、議案の上程に伴い、税制改正に関する重要な議案が討議される。
議案第47号では、笠岡市税条例の一部改正が提案され、市長の小林嘉文氏は、地方税法等の改正内容を説明した。特に、固定資産税の負担調整措置や住宅ローン控除の見直しが行われることに触れ、 "公平性を確保する"ことの重要性を強調した。
議案に対する質疑は特になく、迅速に委員会付託を省略し、かつ採決が行われた。結果、議案第47号は承認されるという展開があった。
続けて、議案第48号についても説明があり、国民健康保険税の賦課限度額の改正が提案された。所得に応じた負担の公平性を図ることが目的とされ、施行期日は公布の日から施行されることが確認された。
最終的に、議案第49号ではある事故に関する損害賠償について市長が詳細を説明し、誤解のないように注意喚起した。加えて、この賠償額は全国市有物件災害共済会によって補填されることがアナウンスされた。
組合議会議員の選挙も行われ、奥野泰久議員と山本聡議員がそれぞれの議員選挙で当選した。
議事は約1時間で終了し、次回は23日の午前9時30分に再開される予定である。議会は市民生活に直結する重要な決定を行う場とあり、今後の進展が注目される。