令和5年1月、井原市議会の臨時会が開かれた。
午前10時に開会し、出席議員は16名で定足数を満たしていた。会期は1日であることが確認され、議案第1号が上程された。議長の大滝文則氏が会議を進行し、議事を進めた。
市長の大舌勲氏は、井原町における民家火災の報告を行った。火災は住宅1棟が全焼、1棟が半焼する被害が出たが、幸いにもけが人はいなかった。消火活動には、多くの消防団員や防災航空隊が協力してくれた。
議案第1号は「工事請負契約の締結について」で、仁井山公共残土処理場の整備工事に関する内容である。総務部長の藤原雅彦氏が入札の詳細を説明し、入札参加業者は9社で、落札率94.71%、予定価格は約2億円であると述べた。この工事は2期に分けて行われ、竣工予定日は令和5年10月23日である。
質疑応答では、宮地俊則氏が契約方法に関する具体的な内容を問い、藤原氏が指名競争入札の条件を説明した。参加資格は市内に本社を持ち、税を完納していることが求められるという。
議案についての討論はなく、採決が行われ、原案の通り可決された。議会の終了にあたり、大舌市長は出席議員に感謝の意を示し、寒い時期だからこそ市民の健康に留意してほしいと呼びかけた。
このように、今期の臨時会では重要な工事契約が可決され、井原市のさらなる発展が期待されている。