令和元年12月井原市議会定例会が12月2日、開会した。
出席議員は19名で定足数を満たし、円滑に議事が進行した。特に、会期は本日から12月17日までの16日間と決定され、異議はなかった。
市長の大舌勲氏は冒頭に、経済の緩やかな回復について言及した。国の経済報告では、雇用や所得環境の改善が続くとしているが、海外経済の不安定な動向には注意が必要と強調した。地元の予算編成においても、国や県の状況を注視しながら施策を進めていく方針を示した。
大舌市長は続いて、厳しい財政状況の中で、各種施策を着実に推進する考えを述べた。令和2年度の予算編成に際しては、徹底した見直しと事業の選択と集中を行うべきだとした。特に、特別会計の補正予算や人件費の調整に重要性を置いている。
また、地域の魅力を発信するため、2023年に渋沢栄一に関する大河ドラマが放送されることを強調した。このドラマの放送を契機に、市民全体で地域の魅力再発見と発信に取り組むという意気込みが見られた。
そして、議案についても言及があり、予算関連の議案を中心に多くの議案が上程されるとのこと。また、議員派遣の件についても、何事も異議なく決定され、対応が確認された。他の議案に関しても、市長は詳細な説明を行う予定だという。
定例会ではまた、議会活動や他地域との連携の状況についても報告しており、特に復旧支援や災害対応への取り組みが話題となった。地域のニーズに応えながら持続可能な発展を目指す姿勢が強調される中、井原市のさらなる発展に向けた議論が続いている。