新しい焼却施設稼働を控え、井原市における廃棄物処理の未来が議論される

令和5年12月7日、井原市議会は定例会を開催し、様々な議題について議論が行われた。特に、新しい焼却施設の稼働とその運用についての議論が注目を集めている。新施設は井原市から約18キロメートルの距離に位置し、運搬時の時間や費用の増加が懸念されるが、収集運搬業務の委託は今まで通りの業者に行う計画だ。これにより市民へのサービス低下を防ぐことを目指していると、市長はコメントした。また、井原市では生理の貧困が懸念されており、現在のところ保健室で生理用品を揃えて対応しているが、トイレに直置きすることに対しては様々な課題があるとのこと。教育長は、必要に応じて対応していく方針を示し、今後の方針は慎重に検討する意向を持っているとのこと。さらに、平櫛田中美術館に関連する新たな方針も案内され、多くの来館者へのおもてなしの強化が重要であることが強調された。この美術館にはすでに2万人以上の来館者が訪れており、さらなる活性化を図るために地域との連携が求められる。市は、市民デーの設立や無料開放日についても考慮しながら、リピーターを増やす施策を検討するとしている。教育旅行の受け入れについても、地域の魅力を引き出すためにさらなる施策が必要であるとの意見もあった。議長は、このような取り組みが地域全体の活性化につながることを期待している。