令和6年2月の定例井原市議会において、予算案が審議され、以下の主要な議案が取り上げられた。
本議会では、令和6年度井原市一般会計予算が中心議案として提案された。
予算案には、国民健康保険事業特別会計や後期高齢者医療事業特別会計なども含まれる。
質疑では、井原高校南校地跡地の活用に関する検討が注目された。
多賀信祥君がこの地域の跡地利用について質問し、総合政策部長の安東慎吾君が委員会の設置について言及した。
委員会は、できるだけ早期に結論を出すことを目的としており、参加者は地域の団体や有識者などから選ばれる。
安東君は「時間的な制約を設けずに、しっかりとした議論を行いたい」と強調した。
さらに、多賀君は財源についても確認し、地域でかかる費用の見積もりや工事に関する予算の具体策が求められた。
安東君は「幾つかの案を示し、その中で必要経費の検討を進めたい」と述べた。
これに対し、多賀君は予算に関する透明性を高めるためにも、全体の使用計画を明確にすべきだと指摘した。
他にも、病院事業会計の質疑が行われ、病院職員の減少に伴う影響についても話し合われた。
三宅孝之君は、病床数の削減に関する具体的な理由を尋ね、病院事務部長の津組勇一郎君が医療体制維持について十分説明した。
「医師は大学生への派遣に加え、地域基幹病院からの支援を受けている」と述べた。
井原市議会では、今後も予算案に基づく質疑が続くが、特に地域の医療や教育費に関する財源のあり方が重要視されるだろう。
市民の期待に応えるため、透明性の高い予算執行が求められている。