令和3年9月13日、井原市議会は定例会を開催した。この会議では、重要な議案が数多く上程され、審議が行われた。
特に注目を集めたのは、日程第1の市長の専決処分による令和3年度一般会計補正予算(第5号)の承認である。市長の専決処分について、藤原雅彦総務部長が説明を行い、質疑は行われなかった。議長の大滝文則氏が「ご異議なし」と確認し、報告は承認された。
次に、日程第2では町の区域・名称の変更及び字の廃止に関する議案が上程された。この議案は、稲倉産業団地開発事業に伴うもので、新たな町界・字界変更の必要性が説明された。岡本健治建設経済部長の説明によれば、告示日により効力が発生し、登記手続きもその後行われるという。
また、日程第3の人権擁護委員候補者の推薦については、藤原総務部長が候補者の経歴を紹介し、議会は同意することに決した。日程第4の教育委員会委員の任命についても同様に進行した。
日程第5の井原市個人情報保護不服審査会委員の委嘱については、藤原氏が再度説明し、これも同意される結果となった。
さらに、日程第6では井原市特定教育・保育施設の運営基準に関する条例の改正が扱われた。佐藤和也健康福祉部長による説明では、国の基準改正を受けたものであることが伝えられた。
日程第7の井原市立美星保育園の指定管理者指定は、現指定管理者が選定され、従来通りの運営が予定される。次の議題では、令和3年度の一般会計補正予算及び病院事業会計補正予算が一括で審議された。ここでは多賀信祥議員が質疑を行い、必要なデータの提供を求める場面も見られた。
請願事項もさらに議題に挙がり、教職員定数改善に関する請願、新型コロナ禍の米需要改善に関するもの、特別養護老人ホームの運営存続についての請願が扱われたが、詳細な討論は行われなかった。最後に、岡山県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙が実施された。