令和3年12月井原市議会定例会が開会した。
全員出席のもと、会期が12月21日までの16日間と決定した。
また、議案第57号から第66号が上程された。
市長の大舌勲氏は予算編成の状況について説明した。
この中で、令和4年度予算編成には国と県の方針を考慮しつつ、晴れの国おかやま生き活きプランに基づく必要な分野への振り向けが強調された。
市長は、新型コロナウイルス感染症への対応についても言及した。
昨今の感染者発生は確認されていないが、第6波の可能性を懸念している。
これに対し、予防策の徹底とマスク配布の方針を述べた。
特に中学生や高校生へのマスクの配布を行う意向が示された。
さらに、ワクチン接種についても言及し、医療従事者への3回目接種が始まっていると述べた。
接種券は該当者宛てに送付し、スムーズな接種体制を整える方針を強調した。
経済対策も議題に上がり、非接触式決済のポイント還元やプレミアム商品券の導入を報告。
市内での消費喚起に寄与する施策として、約3億6,000万円の消費を達成したと述べた。
企業立地に関して、稲倉産業団地開発事業が進行中で、オカモト株式会社との協定が締結されたことも報告された。
美星町が星空保護区に認定された件についても説明し、観光活性化を目指す方針を述べた。
第7次総合計画の策定や公共交通の見直しについても話題にされ、来年4月1日からの試行運行を予定。
市民からの意見を重視しながら、細部を詰めていく考えが示された。
また、特別養護老人ホーム星の郷の指定管理者募集や駅伝競走大会などのスポーツ関連情報も共有し、成人式の開催予定日についても明らかにされた。
市長は議会における議案についても説明し、審議を求めた。
議案の内訳には人件費や新型コロナ関連経費、災害復興支援などが含まれている。
この状況において、市民への透明性と適切な情報提供の重要性が強調された。