令和5年12月6日に行われた井原市議会定例会で、様々な分野に関する質問が行われた。特に、英検の補助制度についての質疑が目を引いた。
三宅孝之議員が教育長に対して英検の検定料補助制度の目的や効果について質問した。英検の受検者数は概ね1割から2割の中学生にとどまっており、その原因や今後の支援策について教育委員会は検討を進める姿勢を示した。この制度が中学生の英語力向上につながるか、疑問視する意見も存在した。
また、市長による「丼原市」プロモーション事業についての発表も注目された。市長はプロモーションの目的や予算、今後の展望について説明し、地域活性化を図る取組として期待を寄せた。
最後に、道路整備に関連する質問も行われた。大滝文則議員は公共インフラの整備状況や修繕金額について市の取り組みを問いただした。建設経済部長は、市道、農道、林道の延長や過去数年の修繕金額について詳しく語り、市が職員による巡回パトロールで情報を集め、適宜修繕を行っていると述べた。
一方で、交通安全対策についても議論が交わされた。交通安全施設や事故防止に向けた対策が進められ、井原市としても継続して改革いていく必要があることが強調された。