令和6年6月10日、井原市議会において定例会が開催された。
全員出席のもと、議会運営が円滑に進んでいる。
議長の三宅文雄氏は、会議録署名議員として柳原英子議員と山下憲雄議員を指名した。続いて、今期の会期を15日間とする決定があり、議員から異議はなかった。
市長の大舌勲氏が提案説明に登壇し、さまざまな市政の状況について報告した。
初めに、能登半島地震による被害者へのお悔やみを述べ、災害時の対応について市民との協力を強調した。
この時期には、大雨による土砂災害や水害が懸念されており、職員らによる避難所の開設訓練が実施されたことも報告された。
さらに、熱中症対策として、公共施設のクーリングシェルター開放が行われることが発表された。
市民病院においては、経営強化プランを策定し、地域医療の提供体制を強化しているとのこと。
市長は、地域の経済支援策や物価対策についても言及し、給付金の申請についても説明を行った。
また、県立井原高校南校地の跡地活用に関する検討が始まり、議員らからの意見集約を行う予定である。オカモト株式会社の稲倉産業団地への立地の進捗状況や観光振興策についても説明がなされた。
特に、観光促進では「ガンダムマンホールプロジェクト」の寄贈を受け、観光客の来訪を促進する方針が示された。
最後に、教育施設の利用状況についても触れ、地域における公共の文化施設の活用が進んでいる旨が報告された。
効率的な市政の運営と市民貢献活動、地域の活性化を一層推進していく意向が伺える内容であった。