令和5年9月6日に開かれた井原市議会定例会において、企業誘致、観光施策、小中学校体育館の空調設備、安全性、教育環境の整備について、主要なテーマの質問が多数寄せられた。
特に企業誘致については、井原市の企業誘致施策に関連して「地域経済の活性化や雇用創出が重要」と語るのは大滝文則議員であり、井原市の企業誘致施策の進捗と成果について市長の見解が問われた。市長の大舌勲は、企業誘致が成功すれば税収増加につながる可能性があるとし、稲倉産業団地開発の計画らを強調した。
観光施策についてもその重要性が語られ、議員からは観光業の活性化を狙った施策が求められ、特に星空保護区認定後の取組が議論された。市長は「星空保護区のブランド化を進め鮮やかな観光地として広めたい」との意向を示した。
次に、井原市の小中学校の体育館への空調設備設置が展開される中で熱中症対策の観点からもこの設備の必要性が叫ばれる。三宅議員は「体育館での教育活動を、安全に行えるための空調の設置が急務である」と強調した。また、教育環境の一環として学校給食費の公会計化が課題となり、給食の管理運営の簡素化が求められる。教育長からは「他市の先進事例を基に研究を進める」との報告があり、財源確保の必要性にその視点が注がれた。
さらに、働き方改革として、時間外業務の削減が話題に挙がり、「6月の業務時間平均は小学校28時間、中学校48時間」とのデータが提出された。教育長は「引き続き業務の精選を進める」とし、職員の負担軽減を図るとの決意表明があった。
全体を通して議員たちは市の施策の進捗や改善点を追求し、より良い市民サービスの実現を目指している。これからの井原市の取り組みが注目される。