令和5年6月21日、井原市議会の定例会が開催され、重要な議案が審議された。
主な議題は、農業委員会の委員任命、固定資産税の課税免除を含めた条例改正、災害救助条例の見直し、予算補正、選挙などであった。
議会は午前10時に開会し、17名の出席が確認された。
最初の審議項目である「議案第47号 農業委員会委員の任命」について、総務部長の藤原雅彦氏が説明を担当した。
同氏によると、農業委員会の新たな委員16名を任命するための同意を求めるもので、委員の任期は3年間である。
公募の結果は、定数と同じ16名から推薦を受け、適当と認められた。
議会は質疑を省略し、異議なく同意した。
続いて審議されたのは「議案第43号 固定資産税の課税免除」に関する条例改正である。
藤原雅彦氏は、本条例が地域経済牽引事業のための固定資産に対して3年間課税免除を行うものであると説明した。
改正により課税免除の対象期間が延長され、税収減は交付税で補填されることが確認された。
質疑において、山下憲雄氏が基本計画について確認し、免除予定額が3,662万3,800円との見込みも示された。
次に、「議案第44号 国民保護協議会条例の改正」が審議された。
藤原雅彦氏は、国民保護計画の改定にあわせて、協議会の委員構成を見直すと述べた。
その後、「議案第45号 印鑑条例の改正」や「議案第46号 災害救助条例の改正」についてもそれぞれ説明が行われ、条例改正の詳細が報告された。
災害救助に関する改正では、避難所の限度額や生活必需品の給与についての見直しも明らかとなった。
最後に、令和5年度の一般会計補正予算についての審議が行われ、関連の質疑も行われた。
特に、井原市有害鳥獣被害防止対策協議会に関する補助金に関し、詳細な説明が求められたが、ほかの議案については質疑が行われず、委員会付託を決定した。
議会終了後、岡山県西部衛生施設組合議会議員の選挙が行われ、佐藤豊氏が選ばれた。
議会は、6月22日から27日までの休会を決定し、午前10時50分に散会した。