令和4年12月9日、井原市議会は定例会を開催し、重要な議題が取り上げられた。
特に注目されたのは、デニムの日に関する取り組みである。井原市の市長、大舌勲氏は、今年度の活動の効果を強調し、メディアでの広報の重要性を述べた。柳原英子議員は、デニムの愛着を高めるためのさらなる工夫が必要との意見を述べ、その持続的な活動への懸念も示した。市長は来年度に向けて官民一体の活動を強化する方針を示した。
次に井原市立平櫛田中美術館の開館に向けた取り組みが紹介された。教育長の伊藤祐二郎氏は、開館後の来館者数目標を年間2万人と設定し、市民への観覧料割引施策についても説明した。 三宅孝之議員は、新たな展示品の充実を求める声を上げ、地域の文化の振興を目指す姿勢を強調した。
さらに、高齢化に伴う市庁舎内でのサービスの充実が議題にあがり、柳原議員は洋式トイレの増設とカートの導入を提案した。市長は、今後の設備整備について検討する旨を答えた。
また、教育分野では、GIGAスクール構想の下、小中学校でのタブレット端末の利用状況について説明があった。教育長は、タブレット端末の積極的活用が進んでいると報告し、家庭でのWi-Fi環境整備についても言及した。三宅議員は、デジタル教科書の整備について、国への支援を求める重要性を強調した。
最後に、マイナンバーカードを介したサービスが紹介された。市長は、子育てに関する申請・手続きがオンラインで可能になる旨を説明し、今後の周知方法についても計画を述べた。市民生活部長の久安伸明氏は、広報活動を強化していく意向を示した。