令和4年12月20日に開催された井原市議会定例会が行われ、様々な議案が審議された。
特に注目されたのが議案第65号の「令和4年度井原市一般会計補正予算(第6号)」である。この補正予算には、放課後児童クラブの整備についての施策が含まれている。
議論の中で、西村慎次郎議員は、出部地区において放課後児童クラブを利用したくても利用できない児童が出るリスクについて言及した。特に来年度には新入生の増加により、受け入れ可能数を上回る利用希望者が予想され、10名から20名の待機児童が出る可能性があると指摘している。
佐藤豊委員長は、議案の内容に対し安全確保の観点から、送迎時の安全についても検討が必要であるとの意見を述べた。また、利用希望者全員を収容することが重要であり、全ての児童が安全に利用できる環境の整備が急務だとの認識を示した。
この補正予算案は、過去の議論を踏まえ、出部地区の児童クラブの改善のために活用される予定である。ただし、施設整備の詳細についてはまだ検討を要するとのことで、引き続き議論が続くことが予想される。
請願第5号の「マスクの有無に関係なく子どもが笑顔で過ごせる請願」についても意見が交わされた。賛成する意見が多く寄せられたが、現在のコロナ禍におけるリスクについての懸念から賛成者と反対者の意見が分かれた。
最後に、議案第85号の「令和4年度井原市一般会計補正予算(第7号)」が審議され、原案通りに可決された。これにより、今後の市の施策に重要な影響を与えることになる。