令和2年9月28日、井原市議会は定例会を開き、多数の重要案件を審議した。議題には、令和元年度の決算認定が含まれており、各会計決算が承認されることとなった。
主に認定された議案は、令和元年度井原市一般会計歳入歳出決算をはじめ、国民健康保険事業や簡易水道事業など15件の決算報告である。
特に、認定第1号から第15号までの各決算については全会一致での承認が得られた。
また、議案の中には令和2年度井原市水道事業会計補正予算や井原市病院事業会計補正予算があり、これらも全会一致で可決された。議会では、議員が提案した選挙運動用ビラ作成に関する条例改正案も検討された。
さらに、発議第5号では井原市議会の議員定数を2人削減し、次回選挙から18人にする案が承認された。これは、議会の運営における効率性を向上させる目的が示された。これに際しては、様々な意見が出され、議論が重ねられた。
新型コロナウイルスの影響による地方財政の悪化に関しても発議第4号が提出され、地方税財源の確保を求める意見書の提出が決議された。これに対し、議会運営委員長の宮地俊則氏は、「地方税財源の確保が急務である」と強調した。
最後に、井原市議会は次回定例会を令和2年12月7日に予定していることを決定し、閉会となった。議会では市民の福祉向上を目指す姿勢が伺える議論が続いた。