令和2年9月の井原市議会定例会で、経ヶ丸グリーンパークや子供の読書活動、さらにウェブ会議環境の整備について議論が展開された。
まず、経ヶ丸グリーンパークについて、指定管理者制度の導入によって民間(株式会社)が運営し、利便性の向上などが図られていると、市長の大舌 勲氏が説明した。具体的には、オートキャンプ場の人気が高まっていることや、子守唄の里わくわくドラゴンハウスなども好評で、多くの人々が訪れている。
しかしながら、開設から相当年数が経過し、施設の老朽化が懸念される。市は今後、年次的な改修に取り組む方針を示した。特に、緊急時における利用者の安全や施設の魅力を保つための継続的な管理が求められている。
次に、子供の読書活動については、教育長の伊藤 祐二郎氏が、井原市は法律に基づいた読書推進計画を持っており、図書館や保育園、小中学校での取り組みを強調した。特に、家庭での読書習慣を促すための啓発が重要であるとの認識が示された。最近の調査結果から、保護者の読書離れが子供の読書活動に影響を与えているという分析もあり、さらなる対策が必要とされている。
最後に、ウェブ会議環境やテレワークについては、市長が新型コロナウイルス感染症に対応する形で、遠隔会議やテレワーク環境の整備に取り組んでいることを述べた。また、これによって密を防ぎ、育児や介護の支援になるとの期待も寄せられている。将来はより良い情報共有環境を市民に提供できるよう、さらなる整備を進めていくとした。