令和3年5月14日に、井原市議会臨時会が開催された。議会では、岡山県西部衛生施設組合議会議員や井原地区消防組合議会議員の選挙など、さまざまな議題が審議された。
この日の会議では、特に市長の専決処分による条例改正が焦点となった。市長の専決処分に基づく井原市税条例の一部改正では、市民税に関する規定が整理された。総務部長の藤原雅彦氏は、政令改正に伴う対応として、国外居住親族に関する非課税の取り決めが変更されることを説明。この改正を通じて、税制度の透明性を高める意向を示した。
また、市長の専決処分による廃棄物減量等推進審議会条例の改正についても、市民生活部長の井口勝志氏が機構改革に伴う必要な改正であると強調した。
令和3年度一般会計補正予算の審議も行われ、健康福祉部長の佐藤和也氏が説明。児童手当や児童扶養手当の支給対象の世帯数を具体的に示し、260世帯、400人に達する見込みを提示した。これにより、住民に対する支援を強化する姿勢を示した。
工事請負契約の締結に関しては、入札が成功裏に終了したことが報告された。この光ケーブルの敷設工事は、地域の情報通信環境の整備に大きく寄与するものであり、利便性向上につながるとされている。総務部長は、事業の進捗や見込みについて詳細な説明を行い、重大な意義を訴えた。
一方、議案の中には財産の取得や監査委員の選任も含まれていた。監査委員選任には三宅文雄氏が選出され、就任の挨拶で市民目線の監査業務に努める意欲を述べた。
最後に、議長からの挨拶を通じて、会議が無事に終了したことに感謝の意が表され、今後の議員活動への期待が寄せられた。議会は、市政の発展と市民福祉の向上に向けて、引き続き努力していく方針である。