令和2年9月15日、井原市議会の定例会が開催された。
この日の焦点は、令和元年度の各会計歳入歳出決算についてであり、12件の決算案が一括で審議された。
決算案では、一般会計、特別会計、財産区会計を含む一連の案件が審議され、質疑を経て予算決算委員会に付託される見込みである。
ただ、審議の中では質疑が一切行われず、スムーズに進行したことが特徴であった。
特に、一般会計歳入歳出決算に関する質疑が試みられたが、発言はなく終了した。
その後、特別会計や財産区会計についても同様であり、出席者は今後の動向を見守る態勢を取ることとなった。
続く日程では、井原市水道事業の剰余金処分や病院事業会計の決算も議題に上がったが、こちらも質疑なしに進められた。
議長の坊野公治氏は、その進行のスピードを評価しつつも、さらなる質疑を期待する声が上がった。
また、議案撤回の件では、市長の大舌勲氏が、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業承継推進補助金の撤回を説明した。
財源確保が困難であることを背景に、慎重な判断が求められる中での撤回に理解を求めた。
質疑に関しても異議なく承認されたが、今後の影響を懸念する意見も聞かれた。
その後、次回の委員会開催に向けて休会の決議がなされ、議会は一時休止となった。
今後の進展については引き続き注視される。