井原市議会の令和4年6月定例会が開催された。
本会議は、全員出席により開会され、日程に従って進行した。まず、議長の大滝文則氏が会議録署名議員の指名を行い、西田久志氏と宮地俊則氏が選任された。
続いて、会期についての決議が行われ、会期は本日から6月28日までの16日間に決定した。大滝議長は、議員の皆さまに対して出席への感謝を伝えた。
市長の報告では、令和3年度の一般会計予算の継続費繰越計算書など、重要な報告が行われた。また、市民への情報提供を目的とした内容が含まれ、特に昨年来の記録的な雨やウクライナ情勢など、さまざまな背景を踏まえた災害対策について言及があった。
市長の大舌勲氏は、新型コロナウイルスの現状についても述べ、陽性者数が減少傾向にあることを説明した。一方で、基礎疾患のある方々へのワクチン接種の重要性を強調した。特に、市民の安全確保に向け、新型コロナウイルス対策に関する補正予算案を提出すると伝えた。
さらに、井原市の公共交通方針を示し、新たな「予約型乗合タクシー」の導入についても言及。現在298人の登録者がおり、運用開始からの利用実績を報告した。
議案については、補正予算の提案が主な議題となり、議案第38号の補正額が4億8,930万円であることが示された。これは新型コロナウイルス対策のほか、星空保護区認定に向けた経費も含まれ、地域活性化を図る経費である。
議会は、市内経済と雇用の状況を改善し、持続的な発展に向けた施策を進める必要性を強調しながら散会に至った。
最後に、井原市では今後も市民の意見を反映した施策を進めるべく、プランニングを進める意向が示された。議長は、今後の会議でも議論が続くことを強調している。