令和3年9月井原市議会定例会が開会された。
本会議では、会議録署名議員の指名や会期の決定が行われた。
議長の大滝文則氏は、出席者に対し感謝の意を示した。
日程第1では、会議録署名議員として柳原英子氏、山下憲雄氏が指名された。
次に、会期についてお諮りしたところ、提案通り9月27日までの22日間が決定された。
この後、各種の報告が行われた。
市長の大舌勲氏からは、令和2年度決算に基づく報告がなされ、財政の健全化が求められた。
続いて、監査委員から出納検査の結果について報告があった。
市長の提案説明では、新型コロナウイルス感染症に関する現状と対策について重視される点が指摘された。
大舌市長は、「感染症の拡大が進んでおり、岡山県で再び緊急事態宣言が発出された。」と述べた。
特に、デルタ株による感染者増加に警戒が必要と強調した。
新型ワクチン接種に関しては、接種状況が69.4%、54.2%であることを示し、今後の街の商工会議所による職域接種についても触れた。
市民にはワクチン接種を促す一方、3歳児から小学校6年生までの子どもたちに向けたマスク配布が決定されたことも発表された。
防災対策においては、最近の大雨を受けた措置について紹介された。
市では、8月中旬の豪雨に対して急遽防災対策本部を設置し、避難情報を発令した。
市外における人的被害はなかったが、住宅への影響や市内の復旧作業の必要性が強調された。
市民サービス向上を目的に、市民課窓口の営業時間延長が発表された。
本月より来年3月末まで、試行的に受付時間を延長する運びとなる。
新型コロナ関連の経済対策として、感染防止対策事業者への支援を継続することが報告された。
期間を来年1月末まで延長し、感染状況を見ながら対応していく方針とのことであった。
また、企業立地に向けた取組みとして、オカモト株式会社が稲倉産業団地に立地する運びとなったことが確認された。
観光振興に向けた活動も続いており、星空保護区として国際ダークスカイ協会への申請が進捗中であることが述べられた。
今後も規律ある地域活性化が目指される。