令和2年2月27日、井原市で定例議会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
特に「古き時代の栄華に触れる井原デニムで元気なまちの再興事業」が重要視されている。この事業では、新町商工連盟が主体となり、井原市内の伝統的なデニム文化を生かして地域再生を目指している。期間は3年間で、具体的には温泉試掘調査や周辺整備が行われる予定。
井原市市長である大舌 勲氏は、「新町商工連盟との協力のもと、地域全体が活性化することを目指している」と述べた。
次に、地域おこし協力隊の活動についても言及された。これまでに全国平均を大きく上回る定住率を記録していることが報告され、その成果が地域全体の活力へとつながっているとされた。また、井原市の長期的な施策として、市内の雇用創出や人材育成も重要視されている。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される中、市長は「市民の健康管理と感染拡大防止に全力で取り組む」と強調。特に教育機関においては、手洗いやマスク着用などの基本的な対策が推奨されている。
予算に関しては、2020年度の当初予算が229億500万円とされ、過去2番目の大規模予算となったことが報告された。この予算は人口減少対策や経済活性化を目的とした施策に向けられ、市民目線の施策が続けていかれることが期待されている。
会議の最後には、議会全体で「ワンチーム井原」としての協力が求められ、市民全体での結束が強調された。