令和4年10月24日、井原市議会定例会が開催され、多数の議案と請願が審議された。
主要議題には、令和3年度の各特別会計および一般会計の決算認定が含まれ、その内容が深く扱われた。
特に令和3年度井原市一般会計歳入歳出決算は、全会一致での認定が決定された。
他にも認定された項目には、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険などの各特別会計が含まれている。
多賀信祥市民福祉委員長が報告したところによれば、請願第4号である精神保健医療福祉の改善に関する請願は不採択となった。
反対意見を述べた三宅孝之議員は、精神疾患への支援を促す必要性を強調した。
その一方で、報告に賛成した柳原英子議員は、現在の精神保健医療福祉が確実に改善されつつあることを報告した。
また、教職員定数の改善に関する意見書に関しても、請願が採択される結果となった。
これに伴い、議案第62号と第63号として追加された井原市一般会計補正予算や美星地区かんがい給水事業特別会計も全会一致で認められた。
市長の大舌勲氏は、自身の挨拶で、物価高騰対策に関する施策について言及し、各世帯への給付金の支給計画を発表した。
具体的には、非課税世帯への給付や、18歳以下の子供への支援が行われる予定であることを伝えた。また、今後の市政運営に関する貴重な提言があったとのことで、さらなる改善策に期待を寄せた。
本定例会は22日間の審議を経て、全ての議案が原案通り決定する運びとなった。