令和4年第4回国東市議会定例会が、12月1日午前10時に開会した。
本会議では、議事日程が整えられ、計14件の議案が審議される予定である。
特に重要視されたのは、議案第67号「令和4年度国東市一般会計補正予算(第8号)」と議案第72号「第3次国東市総合計画の策定」である。これらの議案は、地域の財政や将来の発展に大きな影響を及ぼす内容であることが明らかになった。
まず、補正予算について、三河 明史市長は「補正後予算額は265億6075万円となる」と報告し、6億6106万円の増額が含まれていることを強調した。その内訳には、公共施設にかかる光熱水費の増額、事業完了が見込まれないものの繰越明許費があげられた。また、地域経済の活性化を目指して、プレミアム商品券事業も継続することが述べられた。
次に、市の将来像を描く第3次国東市総合計画について、豊田 太三政策企画課長がその概要を説明した。「未来へ、そして宇宙につながる悠久の里国東」をテーマに、宇宙港関連の新たな産業創出を特筆。これにより、地域の魅力をさらに引き出し、移住定住の促進が期待されるとした。
会期は12月21日までと定められ、各議案は常任委員会で審査した後、最終日の記名投票によって採決される。議事進行の中、大谷 和義議員は、「住民の声を大切にし、事業を進めていく必要がある」と述べ、慎重な審議を求めた。しかしながら、全体の議事は滞りなく進められ、議員たちの活発な意見交換が記録された。
新型コロナウイルス感染症の影響も懸念される中、三河市長は感染対策を再度強調し、市民への協力を呼び掛けた。今後、各議案に対する詳細な審議が続き、国東市の未来に向けた施策が確実に進行していくことが重要である。