令和3年3月定例会が開催され、議題の中で新型コロナワクチン接種や教育環境整備、成年後見制度などの重要な問題が議論された。
まず、新型コロナウイルスワクチン接種対策について、吉田眞津子議員は市民からのワクチン接種に関する相談の現状について質問した。新型コロナウイルスワクチン接種対策室長の三好一夫氏は、市民からの相談件数は8件であり、その内容は市外での接種に関するものであると述べた。また、接種券の発送や会場の運営、相談体制の充実を進める意向を示した。今後、広域的連携についても検討していく方針を強調した。
次に学校環境の整備に関連して、吉田議員はこの4月から施行される自転車の安全利用を促進する条例について質問をした。学校教育課の諸冨理君は、自転車通学の学生に対して自転車損害賠償責任保険への加入を義務化する意義を説明し、現在の加入状況は9割以上であると報告した。今後の取り組みとして、地域の交通安全教育にも力を入れていく方針を示した。
さらに成年後見制度の活用推進についても議論が行われ、福祉課の小田美一君は、後見制度の概要を説明した。高齢化社会において、この制度の重要性が増加しているとし、市民後見人の養成も進めていることを述べた。今後も制度の普及に努めていく考えを示した。
いっぽう、自殺防止対策についても重要な議論があった。福祉課長は、自殺に関するデータを緻密に分析し、特にコロナ禍における影響にも留意すると述べた。引き続き、行政としての取り組みの強化を求められる発言があった。
観光業については、活力創生課の清成隆君が報告を行い、地域の観光支援策を進めていると述べた。特に、現在行われているキャンペーンや新たな情報発信方法について詳細に説明した。観光振興にあたっては、多様な施策を通じて地域経済の活性化を図る必要があると強調した。今後も迅速で効果的な施策を検討し、地域の振興に寄与する意向が示された。
これらの議論を通じて、新型コロナウイルスへの対応と共に、地域社会全体の安全や安心の確保を目指すことが求められることが再確認された。