令和3年6月22日に行われた国東市議会では、令和3年度の補正予算案が提出された。
市長の三河明史氏によると、「一般会計補正予算は911万9,000円を追加し、補正後の予算額を218億6,120万6,000円」と説明した。
この補正は新型コロナウイルス感染症対策としての生活困窮者自立支援金支給関連費用を含むものである。この支援金は、感染症によって生活に困窮する世帯の自立を目的として創設されるもので、支給対象は生活保護受給世帯を除く。
また、「民病院事業特別会計補正予算については、6,600万円の追加予算が提案」された。
この予算は新型コロナウイルス対応として、医療機器の購入に必要な資金を確保することを目的としている。県からの補助金を含めた内容であり、今後の医療体制強化が期待される。
市議会では、報告案件や提案に対する質疑応答も行われたが、その中で「国東市土地開発公社の経営状況」について、森正二議員が言及し、ゴルフ場跡地の有効利用の検討状況についての質問があった。これに対し、活力創生課長の清成隆氏は、地域住民との協議が必要だとした。
さらに、農業公社の報告もあり、特に国東市バジル栽培技術取得研修があることに触れられた。これにより、バジルの生産者が減少傾向にある問題に対処する考えが示された。
会議の終息に向けては、議案の委員会付託が認められ、様々な意見が共有された。令和3年度の補正予算の実施は、新型コロナウイルスの影響を考慮し、実効性のある支援が求められていることが再確認された。