令和3年2月24日、国東市議会の臨時会が開催された。
本日の議題には、議会運営委員長の報告により、議案が提案されたという。
特に注目されるのは、令和2年度国東市一般会計の補正予算案である。
市長の三河明史氏は、最初に専決処分された予算の承認を求める理由を説明した。
承認第1号として提案された補正予算第9号では、既定の予算に約4,801万円を追加する必要があった。
これは、1月の大雪による災害対応や新型コロナウイルス関連の支援金などに充当される。
また、承認第2号の補正予算第10号に関しては、さらなる3億2,264万5,000円の増額が求められた。
ここでは、ワクチン接種に必要な費用や、被災した農林施設の復旧支援費用が含まれている。
特に新型コロナウイルス関連の支援策が強調され、セクションごとに異なる課題に取り組むために、予算が細分化されていることが示された。
議員からは、支援の内容や額に対する具体的な質問が寄せられ、白石德明議員は、給付金の不満点について言及した。
「一律20万円では、大きな店舗には不足しているのではないか」と疑問が呈された。
市は、このフィードバックを受けて、今後の支援体制を再検討し、必要に応じて補正案の見直しを行うとの姿勢を示した。
議案第1号に関しては、工事請負契約の締結が提案され、契約先として日本コムシス株式会社が入札に参加し、受注したことが報告された。
契約金額は約19億9,111万円であり、多くの議員から進捗管理に対する厳格なチェックが求められた。
このほか、会議では議案の委員会付託や委員長報告が行われ、全議案が満場一致で承認された。
国東市議会は、今後も市民の意見を反映しつつ、迅速かつ柔軟に対応していく方針であると確認された。
以上をもちまして、令和3年第1回国東市議会臨時会が閉会した。