令和元年第1回国東市議会臨時会が5月13日に開会した。
議長の野田忠治氏は、この日の出席議員が18名であることを報告し、会議を開始した。また、会期は本日1日限りと決定された。
会議では、承認第1号として「平成30年度一般会計補正予算第9号」に関する専決処分の承認を求める議案が提案された。これについて三河明史市長は、これまでの歳入歳出の調整を行い、一般会計予算の総額を234億1184万3000円にするため、約5億6472万5000円を減額し、その内訳には地方交付税や寄附金の増加、事業費確定による減額が含まれることを説明した。
さらに、国土政策課長の徳部吉昭氏は、補正予算の詳細を報告し、歳入の主な増減について、地方譲与税や自動車取得税交付金が確定したことによるものとされ、寄附金の増額が特に影響を与えているという。歳出についても、各基金への積立金が増加し、予算の最終確定が行われたことを強調した。
後の質疑応答では、議員から各承認事案に対し活発な質問があり、新たに設置される公共学校施設の冷暖房工事費用の減額については、入札の結果として報告された。また、ふるさと応援寄附金について議員から意見があり、返礼品の割合引き下げに関する懸念も示された。
その後、承認第2号から承認第13号までの特別会計補正についても、報告され、特に国民健康保険や介護保険に関する条例の一部改正についての賛否が活発に議論される場面もあった。議会では、最高限度額の引き上げなどが社会的な影響を考慮移され、白石德明議員からは反対意見が示された。
最後には、監査委員の選任、教育委員会委員の任命、固定資産評価員の選任についても可決され、会議は円滑に進行した。全ての議事が終わった後、議長は令和元年第1回国東市議会臨時会を閉会することを宣言した。