令和2年3月4日、国東市議会が第1回定例会を開会した。議長の野田忠治氏が開会の挨拶を行い、出席議員18名が確認された。議会では、主に諸報告と一般質問が行われ、特に新型コロナウイルス感染症対策が焦点となった。
宮園正敏議員は、宇佐・高田・国東広域ごみ処理施設の建設に関する報告から始めた。その中で、施設整備の予算が可決されたことも報告され、供用開始は2024年度中を予定していると述べた。
続いて、木田憲治議員が、昨今の新型コロナウイルスの影響について質問を行った。市長の三河明史氏は、国を挙げての感染拡大防止策が重要であると強調した。木田議員は、特に福祉施策や子育てへの影響を懸念し、詳細な施策を求めた。
さらに、新たな移住施策や地域活性化についても考慮が必要だとの意見が挙げられた。加えて、観光施策や林業振興に関しても意見交換が行われ、国東市特有の自然資源や文化を活かした地域振興が求められていることが示された。
最後に、丸小野宣康議員が市道の維持や安全対策について質問を行い、現在の状況を改善するための具体的な取り組みを要請した。市民が安全に暮らすための課題として、シカによる農作物被害や、林業の促進、交通の安全確保策が引き続き重要であるという認識が鮮明になった。