令和4年第3回国東市議会臨時会が11月4日に開催された。
出席議員は18名で、会議の主な議題は補正予算に関する承認が中心であった。
議長である丸小野宣康氏は、会議を開会するとともに、最初に会議録署名議員の指名を行った。
日程の中で特に注目されるのは、承認第13号「令和4年度国東市一般会計補正予算第6号」である。これには、2億8,276万4,000円の追加が承認され、総予算が257億3,210万1,000円に達する。
この補正予算は、電力やガス、食料品の価格高騰による住民税非課税世帯への緊急支援給付金及び台風14号による災害復旧関連事業のためのものである。
市長の三河明史氏は、「早急に予算化し、執行する必要がある」と強調した。
承認第14号も承認され、台風14号による水道管復旧のための特別会計補正予算が承認された。これにより、 水道事業において350万円の追加予算が計上され、全体で3億8,342万7,000円となる。
次に、議案第66号である「令和4年度国東市一般会計補正予算(第7号)」では、さらに1億6,758万1,000円の追加が提案され、合計258億9,968万2,000円の予算案が決議された。
この予算も電力や食料品の価格高騰の影響を受け、生活者や事業者の支援を目的としている。また、台風14号による災害復旧関連事業にも多くの予算が割かれる。
議案に対する質疑も活発に行われ、議員の石川泰也氏からは、台風による林道の災害復旧事業について質問がなされ、管理台帳に基づく市の管理が確認された。
全ての議案が原案通り議決され、議会は閉会された。本臨時会は、価格高騰に伴ういっそうの支援策と災害復旧の重要性を再認識させる機会となった。