国東市議会では、令和3年6月定例会が開催され、市内の新型コロナウイルス対策や教育機関、地域支援策について活発な議論がなされた。
最初に、議員の白石徳明氏が新型コロナウイルスに関連するワクチン接種の進捗状況について質問した。市民健康課長の渡邉康弘氏は、65歳以上の高齢者へのワクチン接種は7月末までに2回目の接種が完了する見込みであり、65歳未満の方への接種も6月末から始めると述べた。特に、高齢者支援課の小川浩美課長は、タクシー利用券によるアクセス支援についての対策についても言及した。
また、国東高校に関しては、唯有幸明氏が熱心に支援策を提案した。県立の国東高校は、現在152名の生徒が在籍しており、引き続き魅力的な学校作りが求められる。市はこの学校を支援し、特に寮の活用を含めた施策を検討しているが、その実施可否については今後の課題としてオープンに議論された。市長の三河明史氏は、この地域の教育の充実が重要であると強調し、教育内容の整備が急務であると話した。