令和2年9月10日、国東市議会の一般質問では、新型コロナウイルス対策や介護保険事業計画に関する議論が交わされた。吉田眞津子議員は、新型コロナによる介護保険事業への影響を尋ね、高齢者向けサービスが無事に運営されていることを確認した。吉田議員は、国東市が新型コロナ感染症拡大の防止に取り組む中、地域の活動が再開されることを期待した。なお、高齢者支援課長の小川浩美氏は、介護保険サービスの提供において特別な中止はなかったと説明した。
続いて吉田議員が、避難行動要支援者名簿の作成状況について質問した。福祉課長の小田美一氏は、登録者数は約2,900名で、その中で名簿の同意を得ているのは約1,500名と明らかにした。吉田議員は、計画策定に向けて高齢者の防災支援を促すための取り組みを提案した。
また、坂本隆之議員は、国東市のにぎわいづくりや観光促進について質問した。特に、くにみ海浜公園のマリンスポーツ施設の運営状況や、観光誘客計画について詳細に説明された。観光課長の金當裕昭氏は、宿泊費の助成キャンペーンを実施中で、今後も地域の活性化に向けた取り組みが進められるべきだと述べた。
唯有幸明議員は、ため池の事前放流に関する提案を行った。農政課長の秋田克幸氏は、国東市のため池に関しての管理状況について説明し、今後の見直しの必要性も示唆した。特に、防災に関連したハザードマップの整備が待たれる状況にある。