国東市の令和3年第4回定例議会が12月1日午前10時から開会された。議長である大谷和義氏の挨拶で始まり、出席議員18名が確認された後、議事が進行された。
本会議では、まず会議録署名議員の指名が行われ、後藤貴志氏と石川泰也氏が指名された。また、会期が12月22日までの22日間と決定したことも重要な内容となる。
続いて、議題は「令和3年度国東市一般会計補正予算」関連の承認二件が提案された。市長の三河明史氏は、コロナ対策事業に伴う補正予算第6号と第7号について説明を行い、それぞれ2,720万3,000円と8,879万7,000円の増額を必要としている理由を詳述した。
特に、コロナウイルスに関連する各種対策費は県からの補助金を反映しており、補正後の予算は224億3,249万8,000円、225億2,129万5,000円となる見込みである。
また、議案第65号では一般会計補正予算(第8号)が提案され、事業に必要な予算として4億30万5,000円の増額が求められている。しかし、このような増額はコロナ禍の影響からやむを得ないとされ、市民の理解が求められている。
さらに、議案中には新たに制定される基金条例や、消防業務の委託に関する議案も含まれている。例えば、大分市との消防指令業務に係る事務の委託では、共同運用を目指す新設の共同指令センターの準備も進められている。
最後に、地域密着型の政策や議案が討議され、特に市民の生活に直接関わる重要な内容が多くを占めることとなった。議会の趣旨に賛同する意見が多く見られ、市民の福祉向上に寄与する取り組みが今後も期待されている。