令和2年第2回国東市議会定例会が7月1日に開催された。議題には国民健康保険税条例、介護保険条例の改正などが含まれた。特に、国東市一般会計補正予算に関する附帯決議案が議論の焦点となった。
議長の大谷和義氏が開会を宣言後、委員長報告が行われた。文教厚生常任委員会の唯有幸明氏が、審査の結果、提出された2件の議案について原案可決と報告した。一方、予算決算常任委員会の元永安行氏は、令和2年度一般会計補正予算に関して5件の案件を可決したと述べた。
これに続き、議案第46号の附帯決議案が提案され、坂本隆之氏が反対の討論を行った。坂本氏は、事業計画の迅速な実施を求める一方、附帯決議案の拘束力について疑問を表明した。さらに、予算決算常任委員会での事前討議の重要性を強調した。
反対の意見に対して、野田忠治氏は賛成の立場から討論を行った。彼は、地域の活性化に寄与するこの事業の重要性を述べ、議会が執行部と共に協力することの意義を訴えた。このやり取りに対し、白石德明氏は、附帯決議案に対する反対意見を述べ、議会のチェック機能についての懸念を示した。
結局、事務局からの詳細な説明後、附帯決議案は投票にかけられ、「否決」となる結果が出た。市長の三河明史氏は否決を受け入れ、今後も議会との丁寧な説明を続ける意向を示した。