令和4年6月29日に開催された国東市議会では、重要な議案が審議された。
本日の議会では、令和4年度一般会計補正予算が提出され、2億3,643万8,000円の追加が提案された。市長の三河 明史氏はこの補正予算に関し、コロナ禍における経済的負担軽減が主な目的であることを強調した。特にウクライナ情勢の影響を受けて、原油価格や物価が高騰していることを受けての措置である。
補正予算の内容は多岐にわたり、具体的には生活者や事業者を支援する事業が計上されている。財政課長の舟部 正敏氏は、原油高騰に対する緊急支援事業として合計5,745万1,000円を計上していると説明した。農業や商業、教育においても緊急支援が求められ、広範な支援策の実施が計画されていることが述べられた。
議案第19号の副市長選任については、現副市長の吉水 良仲氏の後任として中野 茂氏が提案され、議会での同意を得ることが求められた。また、議案第20号の監査委員の選任も同様に行われ、地方自治法に基づき必要な手続きを進めていることが報告された。これらの人事案件については、議会での異議はなく、同意された。
また、議案の委員会付託についても行われ、議案第52号は予算決算常任委員会に付託されることが決定した。議会運営委員会の継続調査に関する議題も提出され、委員長の申出に異議はなく、承認された。議会は市民の直面する課題に迅速に対応する姿勢を示している。
この定例会を通じて、国東市は市民の生活を守るための施策を着実に進めていることが改めて確認された。特に経済的な負担を軽減し、地域の発展を支えるために、今後も議会の役割が重要である。